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「最期」 の始め 「老老介護」 の始め
 五八歳にもなる息子を掴まえては、 子ども扱いしてきた母親も確実に八八歳となり、 夜中に不意に訪れる動悸の不調が、 耳につくと訴えることが多くなった。 そして 「お風呂を沸かすのがシンドイ」 と愚痴もこぼす。 そこでようやく、 世に言う 「老老介護」 が始まった。 さてまずは条件整備と、 母親が愛着をもって活用してきたガス炊飯器を処分し、 夜のうちに予約でき、 保温も安心な電気炊飯器に切り替えてみた。 母親からすれば、 確かに楽であるが、 朝のおいしさを追求してきた張り合いから、 開放されても複雑な気持ちであったろう。
 しかし、 子ども扱いされてる息子の方も生活の基盤が変わり、 たまに自宅に帰ろうとすると、 いろんな事が起こる。 この間はいよいよ玄関が見えるという所で、 ポケットから出して目に入ったものは 「スイカ」 であって 「鍵」 ではなかった。 (くよくよしてもしょうがない。 早めに気づくことができる内は、 まだまだ大丈夫と、 老化を楽しんでいこうと思う)
 さてそれにしても最近、 考え事ができるのが通勤途中くらいで、 職場の中も、 目の前の課題をとにかく片付けなければといった、 追われるような生活になっていませんか?
 横浜が特別なのかな?六月八日付読売新聞社会面に、 「横浜市の教職員一〇年で、 精神疾患の長期休職倍増。 (出現率も〇、 五二%で) 全国平均 (〇、 三五%を) 上回る」 との大見出しが踊っていた。
 市教委の教職員労務課のまとめによれば、 「二〇〇四年度末時点で、 教職員一四〇〇〇人のうち、 休職しているのは計一三五人 (約一%)。 このうち精神疾患を理由としているのは七三人で、 休職者全体に絞める割合が初めて過半数を越えた」 とあった。 しかし、 その分析を 「人間関係など、 大都市特有の問題によるストレスが一因」 とし、 対策として 「カウンセリングの強化」 が打ち出されていたが、 「自殺者が、 昨年まで七年連続で三万人を越えた」 という同日の解説記事の方と読み合わせると、 常態化している超過勤務に気づかない?市教委やマスコミは、 実は母親以上の老化で、 組合や市民による介護がとうとう必要になったのかもしれないね。
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