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●都田小学校退職強要問題

横浜地裁に提訴して

   不透明な処分基準を明らかにせよ 
――横浜地裁に提訴して――        都田小学校  本多 真味 

「えー、 まだやってんの?」
「もう、 正式採用されたんだからいいじゃない」 
「裁判なんてよくやるよ」  
きっと、いろいろなところでこんな噂話がされるのだろう。 それでもかまわない。 昨年の今日 (二月二五日)、療休から復帰して二日目のことだった。 上司たちから 「進捗状況に乗りました。 分限審査会にかけるので、 依願退職をしないと分限免職になる。」 と、言われたのは。その後、最終的には懲戒免職に処分名が変わった。 その時には、退職金もらえないのは困るんだよなあ、となると、分限の方がましか、と一瞬迷った。でも、何か法律に触れることしたっけ私?いえいえ、 何もしてません、じゃあ、懲戒にはならないよね・・・副校長も 「それは、 市教委の脅しだろう」 って。ですよね、え、 脅し?っていいんですか?病み上がりの人間を、それも立場的に弱い者を・・・。結局、 依願退職届けは書かなかった。 免職になる理由が明らかにならない限り、依願退職願いは書かない。 免職になる理由が口頭または文書等で明らかになるのなら、 免職処分を受けるという結論に至ったからだ。 訳の分からない理由で免職をちらつかせ、 強制的に依願退職届けを書かせようとすることが気に入らなかった。 あれから、 一年が過ぎた。 採用になったからもういいや、という気持ちも確かにある。 その間に、 校長や市教委への申し入れを行ったり、勤務状況報告書等の開示請求を行ったりした。 こちらが動けば動くほど、やっぱり・・・そうだったのか、 と思うことがどんどん出てきた。 あの約一ヵ月の日々について疑問に思っていたことが、 少しずつ解き明かされてきたのだ。 しかし、すべてが解き明かされたわけではない。採用になっても、私の中ではまだケリがついていない。 だから、 提訴したのだ。まずは、 条件附採用者に関わる評価の基準を明らかにしてほしい。療休日数以外に問題になるのは、良好な成績で勤務していないことである。 条件附採用職員の免職事由は、その期間の勤務を良好な成績で勤務していないことなのだ。 良好な成績で勤務しないとは、勤務成績が著しく不良であって、将来とも研修・指導によって改善することが明らかに不可能であることである。勤務成績が不良、そうそうここがポイントなのだ。 著しく不良であるとは、 いったいどんなことをすると、 またはしないと不良となるのか。具体的に明らかにすべきだ。私たちは評価基準や評価規準を頭におきながら、毎日子どもたちと接し、学校生活を送るように指導されている。 また、いくつもの事実を集め、それらを総合的に検討し、子どもを正当に評価するように指導されている。 部下である教員のことも同じように評価するべきである。 自己観察書開示の際に本人に提出できるくらいの資料は持っているのだろうか。 それさえも疑問である。私自身のためだけではない。 同じように分限をちらつかされ、結局、依願退職願いを書く道を選ぶしかなかったであろう人たちが今まで何人いたことか。 免職か依願退職かという人生の岐路に立たされた人たち、そして、これから立たされるかもしれない人たちのために、採用または不採用の基準を明確にすること、そして、こんな不透明なやり方を是正することを期待して裁判をしていきたい。

 

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