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「最期」 の始め その十四
岡 健朗 
 「墓石の墓場」   
 梅雨入りもしてないのに、 連休後長雨が続いて・・・風邪をひいた人も多かったのでは?最初に、 気になっていたツバメの話。 ネズミモチの上でツバメが七〜八羽群れて飛んでいるのを見かけ、 思わず車を回して見に行きました。 後で分かったことですが、 ネズミモチの木にはホシシャクというガがわき、 しかも日中飛来するとありました。 さて本題のお墓の話。 五月一七日の読売新聞に 「墓石の墓場」 が掲載されていました。 「京都の山間。 薄暗い森に、 樹間を埋め尽くす墓石の群れがある」 という。 昭和三〇年代、 高度成長期の核家族化で、 新しい墓が増えたが、 加工しやすく値段も手頃な石材が主流だったため、 半世紀近くを経て、 柔らかい石は欠けたりヒビが入ったりし、 そんな墓が今建て替え期を迎えたというのだ。 加えて、 都市部の墓地不足で無縁墓の整理が進み、 不要になった古墓石の行き先の一つが前記の山中。 石材業者で作る 「全国優良石材店の会」 の事務局長という人によれば、 「古墓石は供養の後、 家名を削り、 粉砕して埋めたてるのが普通」 という (墓石にも人知れず 「墓場」 があったのだ)。 不要になったとはいえ、 一度は霊の宿った墓石。 新たな家名を刻むリサイクルははばかれるが、 同じ家の墓の台座、 花立て台や香炉などに作り直すことが始められたとある。 しかし最近は墓地に対する考え方も多様化しているよね。 少子化で夫婦一代限りの墓が現れる一方、 樹木葬など合同墓への関心も高まってきている。 墓地不足なのに、 一方で古墓石は数を増し、 その対策が問題となるのなら、 自分のホームページにお墓を作ることもできる今、 もう石で名を残すことは止めたらどうだろう。  これからのお寺さんは、 ホームページの上でお墓を開設。 そうすれば檀家は檀家で自宅にいたまま観音開きのパソコンを開けて、 自分のお墓にアクセスできる・・・。 石材店は石材店で、 墓石作りの代わりに、 例えばコーヒー豆やスパイスのミルになるような石臼造り等のノウハウをみがくとか・・・。 それにしても職員室でパソコンに向かう人が増えた。 パソコンに向かう姿は、 仏壇に向かって信心している僧侶にダブってしまう。
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