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 旅先に電話をかけてくる管理職、 ナニごとかと思ったら…。

 (略) 実はこの間、 東北の旅先を楽しく車でまわっているとき、 私の携帯に教頭が電話をかけてきました。 「あなたのクラスの親が会ってお話したい、 といってますが、 ど一しましょうか。」 というので、 東北まで来てもらうのは悪いと思い (笑)、 「あとで」 ということで返事してもらったのですが、 ずっと心にひっかかったままの旅になりました。 「高学年だから何かまたやらかしたのかなあ」 と 「候補者」 の顔を思い浮かべながら。 
 昨日電話したのですが、 電話をくれた親と仲の悪い親が、 第三者に子どもの悪口を綿々と言ったので、 「いったいうちの子どもがそんなに悪いのか、 先生にお訊きしたい。 夏休みが終わるまで待てない。」 という中味でした。 「そんなことで東北までデンワすんなーー!(〉_〈)」 とキれたかったですが、 こちらもほら公的企業だし (笑)。 「今までもいろいろあった」 ややムズ?の親なので、 ガマンして50分間応対しました。 
 昨日は、 もう一人親がうちに電話をかけてきました。 「行方不明の 「あゆみ」 が見つかりました〜。(^-^)」 という電話でした。 
 有休といえども、 よっぽどの緊急を要し重大な結果を招く事態が起こったときは、 休みを返上せなあかんな、 とは思いますが、 今時の親にその線引きを伝えるのは不可能なのでしょうか。 電話網に自宅の電話番号を載せた私がわるいのだ、 と反省はしましたが。 どうも、 親はわが子の担任は自分の担任でもある、 と思っているフシがあります。 何とかその過ちを払拭したいのですが。 
    (Y・H 大阪府小学校教員)


 旅先、 呑んでいるとき、 出かけようとしたとき、 やっと数宇や絵がそろったとき、 たいていの学校からの電話は、 間が悪いというか何というか。 以前ならば自宅にさえいなければ (いやいても居留守という手もあったか)、 電話に追い回されることはなかったのですが、 携帯がこれだけ普及すると、 本人捕まえるのにこれほど便利なモノはありません。 いきおい、 あるものは使わにゃソンソンということで、 電話番の教頭&副校長は、 右から左へとクレームの電話を回すことになります。 携帯のない時代ならば、 激しいツッコミにも 「まぁまぁ」 と手練手管を弄してシブい味を出すこともあったのでしょうが、 今では単なる伝達係。 教員が年休だろうが療休だろうが、 回せば終わり、 と考える管理職がいてもおかしくはありません。 いてもおかしくはないけれど、 やはりその管理職はおかしいですね。 いま、 所属の職員がどのような勤務形態になっているのか、 を把握しておくのは管理職として当然の仕事。 年休を取っている人に、 用件の中身も分からない電話を平気で回してくる人は、 ま、 不適格管理職と言っていいでしょう。 ご本人は教員時代と感覚は一緒だから、 「何かあったとしたらなるべく早く知らせてやった方がいいかな」 ぐらいのいい人感覚なのでしょうが、 失格、 ですね。 まず、 用件をしっかり聞くこと、 担任に今すぐ連絡しなければならない問題であると判断しても 「有給休暇を取っておりますので、 すぐ連絡がつくかどうか分かりません。 連絡がつくまで私どもで・・・」 とするべきですね。 
 20年ほど前、 荒れた学校に赴任したばかりのころ、 私のクラスの生徒が煙草を喫ったというので、 夜の8時頃生徒指導専任から電話をもらったことがありました。 「いや、 もう遅いし、 私はクルマもないしぃ」 と婉曲に行かないよ、 という意思表示をしたのですが、 「いえ、 これからお迎えに上がりますので」 と言われてつい 「はい、 どうも」 と答えてしまったことがありました。 
 それ以来、 私は 「何か起きたときに、 担任や担当者がいなくても、 呼べばいいってもんじゃない。 いない、 来ない、 ことなんてよくあること。 基本はそこにいる人間で対応すること!それが、 そこにいなかった教員も含めてのチームの力だと思うよ。 あの人がいれば、 〜だったのに、 なんて言ってたってしょうがない。 居られて困ることだってあるでしょう」 と言ってきました。 
 それから、 親、 保護者と言ったって世間の人々には違いありません、 いろんな人がいて当たり前。 電話で長々と話す人もいます。 「先生、 迷感じゃありませんか?」 と言われて 「迷惑です」 と言えるほど私も人間ができていないので、 毎日曜日の朝九時に電話をくださる方がいて、 辟易したことがあります。 でも、 これってたぶん私に隙があったのでしょうね。 あなたが自宅の電話番号を連絡網に載せてしまったように、 私も初めての電話の時にエエカッコをしてしまったのだと思います。 だれでも、 保護者の前では理解ある先生ヅラをしたいモノですが、 ま、 六割五分から七割ぐらいのところで、 止めておいた方がいいでしょうね。 
 最後に、 我が子の担任は自分の担任でもある、 と考えている親への対応ですが、 この思いこみに付ける薬は今のところありません。 言えば何でも答えてくれるのがガッコのセンセと思わせてしまった人々の残した弊害です。 教員はジンセーの師なんかではありません。 ベンキョーを教えるのが仕事であることを、 四月の段階できちんと伝え、 子どもにかかわりのない親の悩みは、 人生経験豊かな管理職の先生が対応してくれますから、 とでも言っておきましょう。 

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