横校労
ニュース
397号
2006年7月

目次

1. 学校の風景
2. 横浜車通勤裁判報告 ネバー・ギブ・アップ
3. 情報保護審査会、 またしても市教委の姑息な情報管理を批判
4. 措置要求 その後  「却下」の判定 管理職は勤務条件!?
5. 情報公開から見える 「横浜優秀教員表彰」
6. 誰のための核燃料再処理?
7. 職場だより 働き方がわからない…
8. 日 録
9. コラム 「最期の始め」  最初で最後?
10. 読者Q&Aコーナー   ザ・交渉術 〜まずは入門編
11. 専従の市政ウオッチング
12. 夏炉冬扇
13. 編集日記
   
   
   
 

日録

六月○日 
勤続三〇周年の表彰状をもらった。 いつかこの日が来ると思ってはいたが・・・。 実力が伴わない三〇年というのが、 とても恥ずかしい。 だが、 校長から一言といわれた時、 「恥ずかしい」 とは言うまいと思った。 「健康でやって来られたことに感謝します。」 と話す。
 賞状とともに、 勤続三〇周年の記念品目録が教育委員会から届く。 掃除機、 DVDレコーダー、 電子辞書、 メモリーオーディオプレーヤー、 プリンター・・・などの中から選ぶ。 面白い組み合わせだ。

六月×日 
勤続三〇周年記念の、 旅行券が横浜市教職員互助会から来た。 五〇〇〇円券が一一枚。 かなりの金額である。 互助会の会費は払っているが、 日頃ほとんど利用していないのでこれはよかった、 と思った。 今年、 互助会を辞めようと思っていたところだった。 すると、 隣の席の同僚が、 「これが例の問題のヤツね。」 という。 え? 「これは、 二重取りと言われているのよ。 横浜市から、 援助が出ているんですって。」 バカな。 三〇年間も会費を払い続けているのに、 二重取りだなんて。

七月△日 
一年生の下校指導で子どもたちについていくと、 「北朝鮮は、 悪いヤツだ。 ○○が黒いんだぜ。」 「○○が二つあるんだぜ。」 その他、 彼らが言える悪態の全てを投げつけて遊んでいるという感じだ。 「どうして北朝鮮が悪いの。」 と、 中心になっている子に聞いてみた。 「北朝鮮は、 アメリカや日本から食料をもらっているくせに、 横取りしてるんだ。」 「誰が横取りしてるの。」 「キムジョンイルだよ。」 「じゃあ、 悪いのはキムジョンイルだね。」 テポドンの発射で、 親が話しているのだろう。 しかし、 彼なりに理解して、 怒りをぶつけているのだ。 国と国の争いの中に組み込まれて、 そこに住む人々のことには、 目が行かない。 だいぶ前だが、 「大きなかぶ」 はロシア民話だ、 と一年生の子に話したら、 ロシアは悪い国なのでこの勉強はしたくない、 と言う子がいた。 彼にとっていい国はアメリカだった。

七月□日 
夏休みの水泳教室と学習教室の希望者を集計すると、 私のクラスでは、 ほぼ毎日三〇人近くの子が来ることが分かった。 学年にすると一七〇名近くだ。 二学期制になってから学習の継続性がうたわれ、 夏休みにも希望者は学習できるようにしたわけだ。 何だか子どもたちがかわいそうだ。 夏休みにしかできないことを、 思う存分やるという時代は、 終わったのだろうか。 与えられたことはやれるが自分で余暇を楽しめない子どもになってしまうのではないだろうか。 先生も子どももいつも張りつめていて、 伸び切ったゴムのようになってしまわないだろうか。
    (北支部 工藤 順子)


夏炉冬扇

6月
15日 (木) 裁判学習会
20日 (火) 南支部会議
24日 (土) がくろう神奈川等主催 林光コンサート
30日 (金) 中支部会議
 7月
5日 (水) 横浜車通勤裁判判決
9日 (日) 東京都がっこうユニオン 増田さん解雇撤回集会
12日 (水) 北支部会議
22日 (土) 組合夏期合宿 於湯河原

編集日記

編集後記
■ 開示された優秀教員表彰に関わる文書の大半は一部非公開。 非公開部分のひとつは優秀教員の 「年齢」 だ。 理由は 「個人が特定される」 からだと。 でもさぁ、 優秀教員の氏名や所属校は開示され、 誰かってことはもう分かってるのに、 それでも 「個人が特定される」 から 「年齢」 は非公開って、 笑えません?いかにもお役所的体質って話なわけで。
■ お役所といえば、 最近横浜市の窓口では、 訪れた市民を 「お客様」 と呼ぶの知ってました?職員の意識改革のつもりかも知れないけど、 主権者である市民を 「お客様」 と呼ぶのは間違いもはなはだしい。 中田市長の意向と聞いたが、 どうせ呼ぶなら 「ご主人様」 が正しい!というのは我が組合員の意見でした。 確かに。 ついでに、 エプロンを制服にしてね。
■ 「お客様」 といえば、 梅雨の晴間の浅草で、 芸妓さんから、 これぞお客様扱い、 という接待を受けた。 (詳しくはコラム参照) 隣に座った芸妓さんはまだ二〇歳。 高校生のときに芸妓になることを決め卒業を待って上京、 面接を経て花柳界へ入ったと言う。 そういう就活もあることに驚いた。 しかも、 希望者は増えるばかりとか。
    (傍)