横校労
ニュース
409号
2007年10月

目次

1. 学校の風景
2. 退職強要裁判・内藤尋問報告
3.  「最終通告」 で退職を強要
4.  ヘタな法廷ドラマより、 よっぽどおもしろい
5.  市教委幹部=黒幕を守り、 逃げきろうとする証言
6.  のらりくらりと曖昧にすることで責任をのがれようとする内藤指導主事
 7. 真実を見抜く力を! ―映画 「ひめゆり」 を見て―
8. 日録

 9.

トロントだより 〜第四便  共生を目指す社会に暮らして

10.

深やんの学校シッセキ簿 その6 ―自然教室やめちゃいません?―
11. 職場から  ―しっかりしまって、 さっさと帰る―
12. 読者Q&Aコーナー 〜セクハラ校長より深夜飲酒の方が処分が重い?〜
13. モロさんの市政ウォッチング
14. 夏炉冬扇
15. 編集日記
   
 

日録

9月21日 (金)
 帰りの電車に乗る。 時間は六時頃。 つり革につかまるのも難しいほどの混み具合だ。 その混雑の中で、 ぼくはふと気づく。 乗客に学生はおらず、 大半が勤め人であることに。 人々が仕事を終え家路につく時間帯なのだ。 先ほど後にした職員室の、 多くの人が仕事をしている光景が思い返された。 以前は大勢の人が四時をメドに帰り支度をしていたものだ。 一〇年足らずで職員室の姿は何と様変わりしたことだろう。
 しばらく前、 昔の同僚たちで飲み会をした。 ひとりが 「今の若い人たちはどうしてあんなに遅くまで仕事するんだろう。 以前は四時に帰れたことをどう思っているのか聞いてみたい」 と言った。 「彼らは四時に帰れたこと自体知らないんだから質問が成り立たない」 と皆で笑い合った。
  「四時の記憶」 はあとどのくらいで現場から消えるだろう。 次々増える仕事に誰もが押しつぶされそうになる学校。 車窓を流れる街の灯りを見ながら、 何だか切なくなった。

9月30日 (日)
 「雨宮処凛の話は面白い」 と教わった。 右翼系のパンクバンドのボーカル、 彼女に関するぼくの知識はその程度だ。 興味を覚え、 人づてに聞いたその雨宮処凛の講演に出かけてみた。 会場は参加者で一杯。 関心の高さがうかがえる。 そして彼女の話は、 これが本当に面白かったのである。
 自分を責め、 自傷行為に走り、 自殺を考えていた少女時代から、 不安定な雇用を強いられる若者たちの先頭に立って社会に抗議する現在までの生き様が、 ユーモアをふんだんに交えて語られた。 自己責任と周囲から責められるフリーターや派遣労働者であるが、 そういう雇用形態を自分たちの都合で作ってきた資本側こそが責められるべきだ、 と話す彼女の求めるものは憲法二五条 「生存権」 の実現だ。 そんな要求を掲げた新たな労働組合が次々に生まれているという。 その動きに心底驚いた。
 驚いたことがもう一つ。 会場で、 九〇年代に 「日の丸・君が代」 強制やアパルトヘイト、 PKOなどの問題で共に活動した市民運動家のおふたりとバッタリ出会ったのである。 「あの頃の運動がここに繋がっているんだよ」 と少し高ぶった声で話してくれた。 同感である。 しかし、 それは学校にも当てはまるだろうか。 現場で闘われた多くの記憶は、 果たして時代をまたぎ繋がっていくだろうか。        (北支部 山本 理)

夏炉冬扇

9月
15日 (土) 「ひめゆり」 映画会
21日 (金) 中支部会
26日 (水) 裁判研究会
27日 (木) 南支部会 
        北支部会
10月
 5日 (金) 平塚支部会
 9日 (火) 裁判研究会
11日 (木) 退職強要裁判

編集日記

○本多さんが裁判で本当の所を知りたいから訴えると聞いた時は、 少し心配だった。 退職強要されただけでもショックなのにいろいろとあらぬことや針小棒大に言われてもっと嫌な思いをするのではないか。 こんな所 (横浜) にいたくないと思ってしまうのではないか。 と。 そんな思いも裁判の中で、 吹き飛んでしまった。 退職強要があったと裁判の中で明らかになったからだ。 (少なくとも傍聴者は、 そう思った。)
○ 『中教審素案では、 小学校全体で350時間増。』 また、 いろいろな目玉商品を出してくるんでしょうね。
○ 『経費削減で非常勤講師の採用広まる。』 産休の人や療休の人に代わって臨任の人が活躍してくれているが、 人不足で期日までに人が確保できなくなった。 (R)