横校労
ニュース
410号
2007年11月

目次

1. 学校の風景
2. 私が大沢さんを支援する理由
3. 氷河期の横浜の学校
4. 私は不当な処分を許さない 不当処分から今日に至る経過について〜
5. 信用失墜行為をしているのは誰だ! 
   第二回人事委員会公開口頭審理傍聴記
6. 「働き方読本Y」 の発刊に寄せて
 7. 書評 「わたしたちの教育再生会議」  ―現場からの批判と提言―
8. 深やんの学校シッセキ簿 その7 ―おかしいぞ!県立高校の格差― 

 9.

読者Q&Aコーナー 〜体重や身長って個人情報じゃないんですか?〜

10.

モロさんの市政ウォッチング

 11.

日録

12.

夏炉冬扇

13.

編集日記
   
 

日録

10月某日
 職場では文化祭の継続についてや、 内容についていろんな場面で議論が続いてきた。 体育的行事と隔年で実施する学校、 内容を限定する形の学校、 学級参加はなく部活動や学年で参加する学校などあるらしい。 今の職場では学級の 「自由な形での参加」 は学級担任の前に重圧がズシリ。 一応の成果をめざすならば夏休み中に形を作っておかないとだめである。 九月には別の行事があるし、 前期末のテストの作問、 採点、 そして成績処理、 連絡票作成と続くのだから、 学級担任ともなればもう倒れることすら許されない九月、 一〇月だった。
11月某日
 このところの勤務は 「超・超勤」。
 難しい課題への対応の頻度が増え、 最近は夕食 (?) が夜中という日さえ一度ならず、 ここまで遅いのはそう多くはないものの、 家族に作ってもらった夕食にありつくのが九時過ぎなんてことも珍しくはない。 今年の定期検診二次検診では 「不整脈あり」 とのお墨付きをもらった。
 今学校に寄せられる意見の多さと種類の多様さと言ったら、 誠実な気持ちだけで対応できる限度を超えている。 誠実さだけでは不十分で、 法律を良く知りその上心理への深いアプローチも必要だとつくづく思う。 学校は成長過程の子どもが集まっている所だし、 それゆえに思いがけないこともよく起きる、 それをクリアすることでこそ成長があると思う。 子どもどうしがぶつかり合う機会が減っているのでぶつかったときのショックが大きく自分でどう解決したら良いかわからなくなる。 そばの大人もどう手を差し伸べるべきか自信を持てないように見える。 その結果、 学校に極端な要望が出されることもある。 その時不安を素直に表現してくれれば解決方法をともに探せるはずなのに、 変化球のような要望が飛びかうようになった。 こんな状況に、 結構さめた教師のつもりでいた私も疲れ気味。 夢を見る時間さえなくなったと感じるこの頃。
文化の日 (休日)
 こんな中だから必死に時間を作り、 ハイキングに出かけるようにしている。 この日の目的地は箱根の金時山。 朝もいつもより早めに起き出し、 余裕で午前中に山頂についた。 富士山の雪も八合目あたりまで積もって道路もくっきりと見える。 みんな 「オー」 と感激の声をあげている。 山頂には人生の重い荷物をかかえた中高年の姿が多い。
 頂上のお店には常連らしい人たちが店主の女性の手伝いをしながら情報交換をしている。 ここに初めてらしい登山客が、 トイレで用を済ませて 「おばさん、 手を洗うところはないの?」 すかさず腰の曲がった店主の女性が 「ないよ、 あそこに見える芦ノ湖まで行かないと。 ここから手をのばしてみるかね」 との一言。 ここまで登ったかいがあったというもんだ。
                                                           (中支部 浜田 康子)

夏炉冬扇
10月
25日 (木) 北支部会議
27日 (土)28日 (日)  全国集会実行委員会
30日 (火) 東山田中飲酒処分問題
         人事委員会口頭審理参加

11月
 9日 (金) 南支部会議

編集日記

* 介護老人福祉施設に手伝いに行った。 トイレの中にある汚れた清拭用のタオルを集めて、 大きな袋の中に入れた。 ふたをした。 ちょっと息を詰めた。 ああこのタオルを持っていって洗濯している業者もいるんだ!と初めて気づいた。
  その後乾いてきれいに重ねられた清拭用のタオルを湯でぬらして絞り、 一枚一枚おしぼり用にたたみ直した。 こうして何人もの人が生きているんだと初めて知った。

* 小山内美智子の 『あなたは私の手になれますか』 (中央法規) という本を読む。 「多くの障害者たちは、 もっと嫌われてほしい。 もっと憎まれてほしい。 そう開き直ったとき、 ケアを受けるプライドをもてるのかもしれない」 痛烈な言葉だ。 真実だと思う。

* あの夏の暑さもどうやら収まったかと思ったら、 もう立冬だという。 散歩に出たはずの母がまだすぐそこにいる。 何をしているのかと思い、 ベランダから見ていると落ち葉拾い。 きれいな葉がそこここにあり、 先に進まないらしい。
  落葉の秋を楽しむ人、 三歩歩まず。
    (眞)