横校労
ニュース
411号
2007年12月

目次

1. 学校の風景
2. 小賢しいかく乱戦術を打破しよう ―11・13退職強要裁判報告―  
   裁判傍聴記
3.   そうきたか!? 被告側の悪あがき
4. 無意味な全国学力調査の結果公表を止め、 来年度は実施するな!
5. 「学校の民営化」 をSTOP! 11・21集会報告 
6. 深やんの学校シッセキ簿 その8 ―木枯らし吹いて、 人事の季節―
 7. 書評 裁かれた罪 裁かれなかった 「こころ」  ―17歳の自閉症裁判

 8.

読者Q&Aコーナー 〜 「主幹教諭」 は戦後の学校文化を終焉させる 〜

9.

モロさんの市政ウォッチング

 10.

日録

11.

夏炉冬扇

12.

編集日記
   
 

日録

11月○日
 土曜日なのに朝から目やにが出て止まらない。 どうしたのかと考える。 そうだ、 金曜日子どもの着替えの支援をしていて指で目を突かれたっけ。 かわいい小さな指だが大事になってはいけない、 急いで眼科医に出かける。 特別支援学校に転勤になってから自分の健康管理に気を配るようになった。 日々体も頭も衰えていく自分のためと子どものために。

11月○日
 本校にて市の特別支援学校の初任者の初任研。 同じクラスを担任している初任者は、 一時からの初任研にスーツ姿で出席するために一五分前に慌しく教室を出て行く。 一時四〇分、 二人で五人の子どもを交代で昇降口まで連れて行く。 寝転がってしまう子がいる。 丁度初任者たちが説明を受けながら通りかかる。 寝ている子を慌てて起こしながら、 私の頭の中では何かに罵っている声がする。 「現場よりも研修が大事ってことかよ」。 どこの学校現場でも初任者が研修で抜けた穴を補填するのに苦労していることだろう。 これが 「教育改革」 のひとコマであることは間違いない。

11月○日
 経験力活用研修のための研究授業。 さすがに初任者とは違う記述に感心する。 初任者でも五枚綴り程の授業案を配布する。 その中で二〇年三〇年目を迎えた教員たちが研究授業。 プレッシャーはいかばかりか。 経験力の活用は、 普段の授業や研究会の中で十分に行えると思うのだが。 このプレッシャーに打ち克ってこその教員か。 この学校、 二〇年目三〇年目の教員たちがどんどん転勤してしまわないかしらと心配。

11月○日
 同じクラスの初任者の研究授業。 夏休み前からいろいろな準備をしていたらしい。 校長、 副校長も来ての授業に、 こころなしか手が震えていたようだったのだが、 あとでそう言ったらそんなことはないとのことだった。 他人のプレッシャーを気にしている余裕は自分にないはずなのだった。 また何か忘れているような気がする・・・。
                                                                   (南支部 溝口 紀美子)
夏炉冬扇

11月
13日 (火) 退職強要裁判第10回弁論
       平塚支部会議 
21日 (水)  「学校の民営化」をSTOP!11・21集会参加
22日 (木)  北支部会議
25日 (日)  「少数派労働運動の軌跡」 出版記念パーティー参加

12月
 7日 (金) 中支部会議
10日 (月) 市教委交渉 
13日 (木) 南支部会議

編集日記

※ 夕刻の都心を練り歩くデモ隊。 足を止める沿道の群衆。 ビルの窓から覗く人々。 歩道橋は鈴なりだ。 手を振る人も多い。 年齢も性別も国籍もてんでばらばらな一団が思い思いの服装に身を包み、 これまた多様なのぼりやスローガンや楽器を掲げて進むのである。 思わず立ち止まって見たくもなるだろう。 加えて大音量の音楽と 「生きさせろ!」 のシュプレヒコール。 あたりの空間が祝祭の気分に染まっていく。
  構造改革の名のもと、 貧者として生きざるを得なかったプレカリアートの若者たちが、 社会への抗議として始めたデモ行進。 訴えるのは 「わたしたちにパンと誇りを」。 彼らと繋がって生まれた新しい労働組合の旗も夕空にひるがえる。 デモの中に身を置くわたしには、 それが一段と輝いて見えた。 

※ 「読み始めたら腹が立って眠れなくなった」 と友人から教えてもらった本を、 早速買ってきた。 これが通勤電車の中で読み始めたら引きずり込まれ、 乗り過ごすはめに。 「裁判員制度の正体」 (西野喜一/講談社現代新書) が描くのは、 3年も経たずに始まろうとする、 我が国の裁判員制度の恐怖である。 著者が言うように大半の人々はこの制度の内容を知らないだろう。 わたしも初めて具体的な事実を教えてもらった。 驚くような話の数々は、 まさに今こそ、 誰もが知っておくべきだと思う。
  早くはない。 今から、 どの手を使って裁判員を忌避するか、 考えなくてはと思った年の瀬でした。

※ 車のガソリン代が日に日に上がっていく。 一年ぶりに買った屋内用の灯油も、 一気の値上がりに目を丸くした。 先日北海道の親戚と話したが、 寒冷地では文字通り死活問題である。 普通に生きる人々が普通に暮らせる社会から、 日本はずいぶんと遠くにきてしまった。 そんな思いを深めつつ今年が暮れていく。 皆さんよいお年を。                                                           (仮)