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●都田小学校退職強要問題

条件附き採用者 退職強要裁判・結審

  二年間、 十数回の弁論で、 市教委の初任者指導が変わった!
                                                                              本多 真味
 〇六年二月二八日、 横浜市教育委員会と都田小学校・木村校長を被告とし訴訟を起こし、 約二年が過ぎた平成二〇年三月六日に結審しました。
 最終準備書面では横浜市、 木村校長の行為の違法性について主張しました。
 主な主張は、 以下の通りです。

一、 分限免職の基準を示さないままの依願退職強要の違法性
 条件附き採用者の場合には 「職務を良好な成績で遂行する」 ことが基準なのですが、 これだけではあまりにも抽象的すぎます。 具体的・客観的な基準がなければ、 適正・公平な判断はできません。 ですから、 市教委はなんらかの基準をもっているはずなのに、 それを私に示さないで、 分限免職になるからと依願退職をすすめたことは、 恣意的です。

二、 虚偽の分限免職処分の基準を示しての依願退職強要の違法性
 内藤指導主事 (当時) は 「一〇〇日出勤できなければ、 条件附き採用職員として、 その者の勤務成績が良好と判断することは難しい」 と主張しています。 私は療休に入る前に既に一〇〇日以上出勤していました。 ですから、 この基準には該当していないのです。 でも、 木村校長 (当時) は 「療休が一〇〇日近くなので良好な成績で勤務したとはいえない」 「療休が一〇〇日を超えたら有無を言わさず処分する」 と私に話しました。 内藤指導主事と木村校長の二人の話しは食い違っています。 どちらかが嘘を言っているのです。

三、 分限免職処分の当該事実の調査前の分限免職発言の違法性
 市教委が私の事実調査をしたのは、 〇五年三月四日 (金) です。 市教委に呼び出され、 突然、 事実確認をされました。 市教委では 「平成一七年三月七日 (月) に、 事実調査日の以前に把握していた事実と事実調査の結果をふまえて私について検討した結果、 勤務成績が良好でないとまではいえず、 正式採用して翌年も職務を継続させることが相当と判断し、 分限懲戒審査委員会に発議しないと決定した」 と述べています。 調査の結果、 分限免職処分には該当せず、 継続採用になった私に対し、 調査の前、 つまり三月四日以前には 「進捗状況にのった、 分限免職・懲戒免職になる、 履歴書に傷がつく」 などと言って脅し、 退職を強要したのです。 もし、 あの脅しに負けて依願退職届を書いていたら、 しなくてもいい依願退職をしていたことになっていたのです。
 ことの始まりは、 なぜ私が分限免職にならなければならないのか、 という疑問でした。 分限免職になっても構わない、 ただ、 私のどこが分限免職に該当するのか、 それが知りたかったのです。
 一〇数回の弁論で今まで不透明だった市教委のシステムややり方がいろいろ変わってきました。 最近では、 指導主事たちは注意すべき点がある初任者の授業や学級経営の状況を実際に学校に見に行き、 校長、 副校長、 指導教員、 学年主任等などからも勤務の様子を聞き取り、 また初任者本人からも聞き取りをしています。 また、 初任者を市教委に呼んで指導をしています。 このことから市教委は正しい手順を踏んで初任者を分限免職にしようとしているように思えます。 今まで分限免職という言葉を使って陰ながら行われてきた依願退職強要ですが、 この裁判をきっかけに今後は依願退職強要がなくなることを期待しています。
 お忙しいなか、 裁判所まで足を運び傍聴してくださった方々、 あたたかいお言葉をかけてくださった方々、 今までのご支援に感謝します。 本当にありがとうございました。
 *判決は5月15日 (木) 13時10分です。

 

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