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深やんの学校シッセキ簿 その十五
 ―― 横浜シュワッチ ――
 お元気ですか。 夏休みも終わってしまいましたね。 今年は 「横浜版指導要領の研修会」 がたくさんありましたね。 わたしも教科や領域や 「キャリア教育」 に行きました。 大学の先生、 指導主事、 教科研究会の人たち、 「今度の教育課程は教育の様々な課題への伝家の宝刀だ。 後は先生達のやる気だけです。」 なんて強調していましたが、 皆さんはどんな気持ちで聞きましたか。
 ご存じですか? 今回の指導要領って一九八〇年代から経団連が出した教育への様々な提案の集大成なんです。 「中高一貫教育」 「習熟度別クラス」 「小学校段階からのキャリア教育」 「早い段階からの英語教育」 「競争原理の導入」 「教員のマネージメント能力」 「校内LAN整備」 「教員評価結果を教員の処遇に反映させること」 ・・・ みんな財界からの提案なんです。 「学校評価」 なんて、 「評価項目と内容」 まで提案しているんですよ。
 「PDCA」 なんてのもそうですよ。 労働者の三分の一、 一八〇〇万人が非正規雇用です。 格差社会はどんどん広がっています。 内閣府の調査で日常生活で不安や悩みを感じている人の割合が初めて七〇%を超えたそうです。 財界も教育問題に口を出す前に、 反省し、 考えることがあるんじゃないでしょうか。 財界や教育委員会こそ、 きちんと 「PDCA」 やってほしいですよね。
 夏休み中に労務課が監査に来て、 出勤簿・休暇承認簿・職免簿を調べていきました。 事務職も労務課の監査は初めてだそうです。 何を中心に調べたか ・・・ 皆さん、 夏休みです。 特に年休と自己啓発研修 (四時間未満)。 でも何か引っかかるんですよねこの監査。 横浜版指導要領の総時間数と関係があるんじゃないでしょうか。 土曜授業を復活させて、 代休を夏休みに取らせようとか、 休日の行事の振り替えを夏休みにまとめて取らせようとか。
 話は変わりますが、 横浜一五〇周年でウルトラマンの映画が作られたそうです。 我らが首長様もしっかり出演しています。 首長様は、 テレビやラジオに出たり、 新聞や雑誌に出たり ・・・ ニヤッと笑った顔が映像に写されることが大好きなようです。 ・・・ あ、 そうそう、 看護学校とか中華学園での語学研修もお好きなんですが ・・・ 今度は映画なんですからスゴイですよね。 でも、 どんな場面で出演なさるのでしょうか。 まさか、 怪獣にひとり立ち向かい看護学校ビームとか、 合コンキックなんてことないでしょうが、 でも 「横浜を守ることが出来るのは私だけだ。」 「さすが、 我らが首長様。 横浜を守れるのは首長様だけだ。」 「子どもたちよ。 首長様の生き方を見習うんだよ。」 なんて感じの場面でしょうね。 ラストの場面では、 ウルトラマンの前に首長様が立ち、 周りで人々がひれ伏す、 なんてなるんでしょうか。 首長様を応援している人たちは、 たまらないでしょうね。
 横浜版指導要領は、 美辞麗句のオンパレードなんですが、 「横浜市民として」 という言葉もすごく多いですよね。 「個人を捨てて、 横浜のためなら何でもする市民の育成」 この映画も一役買っているんでしょうか。 当然、 横浜市教育委員会推薦作品なんでしょうね。   (深 澤   裕)
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