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不当判決、目を覚ませ福岡高裁丸山裁判長!
 〜北九州ココロ裁判を支持する!〜

 一二月一五日、福岡高等裁判所のある旧城の堅固な石垣に、時折、冷たい風が吹きつけていた。たくさんのプレス関係者に囲まれて、横断幕を掲げたココロ裁判原告団が立つ。上気した表情が印象的。今では一発結審の多い高裁で、十一回に及ぶ弁論を展開してきたのだ。北九州教委は何一つ新しい主張もせぬまま、無駄な時間を過ごしてきた。「負け」はない。誰もが、そう考えている。東京から、静岡から、山梨から、大阪から、千葉から・・・全国から結集した支援の輪が、原告たちを見守る。判決はまもなく。
 法廷は支援者でぎっしりと埋まっている。代表撮影のNHKのカメラが三分間、動かぬ裁判長ら三名を映し続ける。身じろぎもしない。廷吏の号令によってカメラが退出すると、即座に裁判長を制して竹森原告が「判決要旨をきちんと説明してください」と要求。無表情な丸山裁判長「お話としては承った」。早口。なにやら、不穏な雰囲気を感じる。
 判決読み上げ。棄却、棄却、棄却・・・と何度も聞こえる。一審で認定した部分もすべて棄却。福岡高裁でいちばん大きな法廷が、怒号に包まれる。「不当判決!」「丸山、逃げるな!」「理由を説明しろ!」。いつになく、裁判所職員が多かったのは、このためだった。三人は法衣をひるがえして素早く姿を消す。何度も稽古でもしたかのように。
 「心を込めて君が代を歌え」という職務命令が、表現の自由を定めた憲法に違反しないなどという判決を認めるわけにはいかない。丸山は、自分の立身出世のために「決め打ち」をしたのだ。
 原告団は、北九州がっこうユニオンういとともに、裁判所とも闘ってきた。十二年間、闘い続けたからこそ、北九州の学校現場には大きな歯止めがかけられてきた。丸山裁判長同様、立身出世しかアタマにないアホ役人と自分で何も決められない校長たち、彼らの跳梁を最大限押えてきたのは、学校現場と裁判所を舞台に、原告団と「うい」が戦い続けてきたからだ。国家にお追従を繰り返すこの名物裁判官のもと、その闘いの旗は、打ち破られたのか?ふん!何も恥じることのない闘いの歴史が原告団と「うい」にあるかぎり、赤旗はこれからも強風に抗してひるがえり続けるはずだ。
 右は一月五日の最高裁上告にあたって横校労が福岡高裁に提出した抗議文である。
 ココロ裁判の仲間たち、私たちも最後までつきあわせてもらいますよ。
                                                             (赤田圭亮)


写真エトキ  「司法は目をさませ」1月5日 ココロ裁判原告団が集結し、上告行動

 福岡高等裁判所第一民事部
 丸山昌一 裁判長
   2009年1月5日   
   横浜学校労働者組合   
   執行委員長 朝倉 賢司 

抗 議

 嗚呼、何という判決か。/かかる判決ならば、10回を超える弁論など無意味だったろうに。私たちは、断固として北九州ココロ裁判を支持し、不当判決を言い渡した福岡高等裁判所及び丸山昌一裁判長に強く抗議するものである。
 丸山裁判長/あなたは当初より、原告全面敗訴の結論を決めていたのでしょう。/そうして、生真面目に弁論を積みあげる原告たちを。/「ばかだなぁ、そんなん、ナンの役にも立たないのに」などとみていたのでしょう。/そんなことより、まず自分のこと。/裁判官だって世間並みに出世したい。/どれどれ、一審判決で問題となるのは、こことここと、そしてここ。/まったく、不当な支配なんて認めてどうする?/減給を戒告にだと?生活をおびやかすだと?/せこいさじ加減などいらんよ。ガツンといくんだ、ガツンと。/国に逆らうヤツは、それなりに痛い目にあわさんと。生活からおびやかせばいいんだ!/「心を込めて」が職務命令になじまないだと・・・?/何を言っているんだか・・・うたに心を込めるのは当然だろう?
 心のこもらないうたを歌ってどうするんだ。/ハイハイ、棄却、棄却、棄却、棄却・・・これで全部かな。/理由は市教委の主張に合わせて修正すれば、一丁上がり!/そうそう判決文をそれらしくするためにはだな・・・/なんといってもサイコー裁判所様の判決を使うことだ。/これは一石二鳥・・・だぞ。/判決の品格だけでなく、のちのちの人事にも必ずやいい影響が出るだろう。/あった、あった、東京のピアノ伴奏強要事件・・・。/そんなん当たり前じゃないか!教員が君が代の伴奏を拒否してどうする?/この判決をふしゅう、いや腐臭、いやいや踏襲すれば、いい判決になるぞ。/いいか、二人の陪席裁判官諸君。/裁判なんてものはな、前提もなく公平、公正なんてことはないんだ。/誰にとって公平、公正かを忘れてはならんのだよ。/私たち裁判所は、三権分立といえでも国家機関だよ。国家なくして裁判所なし!!/忘れちゃいかん。市民の勝ちは15%程度でいい。85%は国家の勝ちだ。
 これぐらいが、いちばん公平、公正ということだ。/君たちも、いつまでも四号にとどまっていたくないだろう?/妻もいれば、子どももいる。いつまでも鳴かず飛ばずじゃ、親戚にも顔が立たない。/私のように、信念に従えば、自然と階段を上るように出世できる!/安心して私についてきたまえ。/ええ?判決の時、原告も傍聴者も怒っていたって?書記官も変な顔していたって?/そんなこと気にしてどうする。/裁判所は、独立しているんだ!誰にも支持・・・いや指示されることはないんだ!/大切なのはなキミ、国家とともに王道を歩んで行くことだよ。/下々のことは「アソー、聞きおいた」でいいんだ。/なにしろ判決っていうのはさ、出しちゃえば一人歩きしていくんだからさぁ。/
 嗚呼、何という判決か。/かかる判決ならば、10回を超える弁論など無意味だろうに。私たちは、断固として北九州ココロ裁判を支持し、不当判決を言い渡した福岡高等裁判所及び丸山昌一裁判長に強く抗議するものである。
   以上

 

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