横校労
ニュース
429号
2009年9月

目次

1. 学校の風景
2. 市教委交渉・勤務時間

3.

市教委交渉・トイレ清掃

4.

自由社版歴史教科書を読む その二

5.

成績率区分捏造問題 
6. 深やんの学校シッセキ簿 その26
7. 朝の打ち合わせは全員起立して、
 大きな声で「おはようございます」???

 8.

全力で学労神奈川の裁判闘争を支援します!!

 9.

日録

 10.

惜別 本多真味さん  急逝を悼み「語る会」に全国から参加者

11.

本多真味さんのこと ―紹介をかねて―

12.

本多真味さんを偲ぶ

13.

職場から

14.

市政ウォッチング

15.

夏炉冬扇

16.

編集日記
 

日録
  仕事を辞め、 母と暮らし始めて五年半になる。 暑い夏を五回越え、 そして、 冬を迎えようとしている。 一日おきに母と朝晩三〇分ばかり散歩している。 こならのどんぐりやクチナシの実、 萩の花やオシロイバナの真っ黒な種、 ツワブキの生き生きした葉、 そして、 キンモクセイの香り。 「金木犀」 とはよく漢字をあてはめたものだ。 金色の小さな花はそこかしこに落ち、 通りすがりにそのかぐわしい香りを運び、 私をふと振り返させる。 
 そんな風情もつかの間、 家に帰ると 「トイレに直行します」 と母は宣言する。 過活動膀胱の母は一日に二〇回以上トイレに通う。 夜中もである。 漏らしたら嫌だからという。 だが、 今トイレに行ったことなど母の記憶にはそのかけらも残っていない。 大便をしたことも覚えていない。 だから、 大きい方が出そうだとトイレに通う。 記憶しないというのは大変なことだと思うのだが、 本人にとっては全く問題がない。 いずれ私も・・・と思う。 
 そんな母との生活からの気分転換にと、 夫とキャンプに行ったり映画を観に行ったりする。 観に行った映画のことはノートに書き留めているのでまだいいのだが、 行った場所の記憶がとても曖昧なので、 困ってしまう。 もともとひどい方向音痴でカーナビがなければどこにも行けない口なので、 自動車を運転することに徹している、 ということにしている。 最近は夫に 「呆け?天然?」 と言われることもある。 子どもたちが小さかった時のことは仕事に一生懸命だったせいか、 記憶がずいぶんうすれていることに気づく。 どうして忘れてしまうのだろう。 考えても仕方がないが、 悲しい・・・。 覚えておきたいと思う風景や出来事ですら忘れてしまうのだから書いておくしかないと決心する。 
 テレビで 「逆転の発想」 という番組を見た。 洗い物をしながらなので詳しいことはわからなかったが、 ほうほうと頷く場面が多かった。 新潟にあるその介護の現場は 「バリアフリー」 ではなくて 「バリアアリー」 なのだそうだ。 ホールにはタンスやらいろいろなものが所狭しと並んでいる。 危険物があるから気をつけて歩こうとする。 食べたいから自分で食べられる量をよそおうとする。 面白いからそこでの通貨でかけごとをする。 職員はとても大変だと思うが、 そこも逆転の発想。 元気な人しか映していないのではないかと思うほど笑顔がいい。 これはすごいと思う。 三好春樹は 『認知症論集』 (雲母書房 09年) のなかで 「物忘れがひどいから同じことを繰り返すと考えるよりも、 その話題にこだわり続けているから繰り返されている、 と考える方が理解しやすい」 という。 そして関係者のミーティングを繰り返すことによって、 話題を共有することは出来ないが、 言葉を越えた思いがあるのだろうと結論づけている。 介護者と利用者という関係では言えても今の私には言えることではない。 それでも少し元気が出たことは確かだ。   (板橋真知子)

夏炉冬扇
2009年
 9月
 8日(火)教育委員会傍聴
10日(木)執行委員会
17日(木)執行委員会、 本多さんと語る会準備会、 教科書採択問題対策グループ打ち合わせ
18日(金)中支部会議
24日(木)執行委員会
25日(金)成績率捏造問題で市教委より説明を受ける、 南支部会議、 新規加入の起立挨拶強要事件校長交渉
28日(月)市ポスト入れ (後日回収される) 
29日(火)教育委員会傍聴
 10月
 1日(木)執行委員会
 6日(火)市教委交渉、 本多さんを語る会準備会
 7日(水)北支部会議
 8日(木)がくろう神奈川裁判支援
10日(土) 「本多さんを語る会」 +交流会
13日(火)教科書採択問題対策グループ会議
24日(土)全学労組実行委員会 (於 川越)
25日(日)本多さんご実家弔問

  編集日記
☆ 初任者指導はシステムが機能しているようだが、 数多い臨任や非常勤の支援はほとんどなされていない。 臨任で学級担任もかなりいると聞く。 システムが無い以上、 管理職や学年がその支援をしなくてはならないが・・・
☆ その管理職が 「起立して大きな声でおはようと言え」 とは、 筋違いも甚だしい。 挨拶がすべて善であるかのような風潮には疑問を呈しておきたい。 挨拶をしなかったと怒られてひきこもった生徒もいたのだ。 
☆ 故本多真味さんは決してとっつきやすい人ではなかったが、 信頼できる人だった。 全国から大勢の方々が 「語る会」 に馳せ参じたことでもわかることだ。 本多さんのように、 変なことは変だと声を上げないとスポイルされるだけの現状で、 荏田南中のお二人には本多さんも拍手をおくっておられるだろう。