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横校労ニュース
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横校労の取り組みがわかります。
第52回 定期大会 再び委員長として

  朝倉 賢司


 このたびの組合定期大会で、 横校労の執行委員長の役を四年ぶりに担うことになった。 二〇〇四年度にむけて若干の所信を述べたい。

中田市政下での組合闘争
 人事評価制度の本格実施、 二学期制導入、 指導力不足教員対策などの中で、 中田市政・伯井教育長体制下で二〇〇四年度を迎えた。 横浜の従来の教育体制をトップダウン的に改変しようとする布石が矢継ぎ早に打たれ、 教育行政組織の再編も実施されつつある。 教育長に次ぐ教育担当理事の下に教育政策課を置いたこと、 特認校の設置等の部署としてソフト面からではなくハード面を前面に出して推進しようとする施設担当の重視など、 新たな体制づくりによって 「教育改革」 を推進しようとする教育行政の動きが随所に見られる。
「構造改革」 の旗印の下、 教育においてもこれを聖域化することなく、 予算減にともなう経費削減の対象として一般行政化しようとする動きは一般会計における教育予算率の低下 (前年度七.四%↓本年度七.一%) にも表れている。 また、 分権化、 民営(活)化と情報公開などの市民的権利・責任の行使に対する積極的支援も引き続き推進しようとしている。 市障害児教育プランへのパブリックコメントの募集や、 横浜教育改革会議(仮称) 委員の公募もこの流れといえる。
 一方、 我々労働組合に対しては、 労使の合意形成や交渉の積み上げによって教職員を動かすのではなく、 むしろ軽視する姿勢が貫かれている。 これは中田市長誕生の経緯やバックボーンとしてもっている新自由主義的手法から出てきたものであり、 横浜の従来の行政、 教育に対するインパクトをもった批判勢力として市長選挙では市民に新鮮さを感じさせるものであったともいえる。 しかし市民に直接アピールする手法の重視は、 一方では教育現場において不安と不満、 徒労感を鬱積させるものとなっているも事実である。 二学期制導入の過程も然りである。
 我々横校労は、 もともと横浜の旧来の大組織による利害関係への批判勢力として教育闘争の過程で誕生し、 独立した労働組合として活動してきた。 大労組や既成勢力とは別のスタンスをとることが可能であったし、 そうすることで独自性を維持してきたのでもある。 また、 市民運動や住民運動との連携、 共闘関係も労働組合としての原点を持ちつつ展開してきた。
 現在の中田市政下にあっては既存の大組織による利害調整機能に基づく行政を、 分権と市民の直接参加型のスタイルをとることによって自治に対する市民の権利と責任を同時に示し、 改革を推し進めようとしている。 その点では、 情報公開などの市民的権利の行使を活用し、 学校現場の様々な条件、 現実を明らかにし既存の労使関係にとらわれない闘争戦術も有効であった。 この点では図らずも中田市政の標榜する 「市民主義的」 手法を利用したともいえる。 今後も基本的な労使関係の改善が期待できないならば、 労働組合としての立場を堅持することは当然ながら、 職場の具体的な問題について市民的権利に基づいた様々な闘争手段にも積極的に取り組んでいきたいと考える。

世代の代表と新しい世代への継承として
 一九七七年の横校労組合結成から四半世紀以上が経過し、 かつて中心的に運動を担ってきた世代も時の流れとともに四〇歳代から五〇歳代に移り、 退職者の自然増をみるに至っている。 しかし、 我々横校労は過去の闘争の遺産にすがって生きてきたのではなく、 時々の現場での様々な闘争課題に取り組み徐々に変身も遂げてきた。 時代を画する課題に対して、 あくまでも現場の立場にたち、 普通の教育労働者の目、 感性を大事にしてきたつもりである。 あるべき教育、 理想から出発するのではなく、 現実の矛盾を普通の人の感性で批判しつつ、 おかしいと考えるところはこだわりを持って取り組んできた。 このような生き方は、 古いと言われようがむしろ誇るべきことであると考える。 時代の化石となることは拒否するが、 時代に流されることなく批判精神を持ち続けるということでもある。
 今春の組合大会を前後して新しい仲間を組合に迎入れることができた。 団塊の世代とよばれる多くの人たちが、 退職までの貴重な時間をどのように送ろうとするのか、 踏み出された一歩に敬意を表したい。 そして、 組合員の子どもたちの年代である若い世代にも語る言葉を持つ組合として、 批判精神や問題意識の継承を期待したいと考える。

全国のなかまと連帯して
 横校労も一構成組合である全国学校労働者組合連絡会(全学労組)に集まる一八組合は、 各地で小なりといえども独立組合として存在意義を示し果敢に闘っている。 我々よりより厳しい労使関係・状況の組合が多いが、 権力からの攻撃の強いところでこそ、 その真価を発揮し創意的な闘いを作り出している。 横校労は、 そのような仲間から学びつつ、 横浜の地でこれからも全国的視野を持って連帯し闘っていくつもりである。
 戦争と平和、 日の丸・君が代の強制、 人事評価問題、 際限のない超勤と給特法体制等々、 我々を取り巻く厳しい状況は山積みしている。 しかし、 我々は諦めることなくこれからも粘り強く、 そしてしたたかに闘っていきたいと考える。

二〇〇四年度新役員
・委 員 長  朝倉 賢司 (本郷養護)
・副 委 員 長  赤田 圭亮 (東鴨居中)
・副 委 員 長  田中 敏治 (南希望が丘中)
・副 委 員 長  赤田真知子 (寺尾小)
・書 記 長  針谷 秀雄 (品濃小)
・書 記 次 長  山本  理 (青葉台小)
・調査編集部長  溝口紀美子 (高等養護)
・財 政 部 長  石垣 郁子 (菅田中)
・法制理論部長  茂呂 秀家 (専従)
・女 性 部 長  田中 恵子 (上菅田養護北綱島分教室)
・小学校部長  増田理恵子 (瀬戸谷小)
・中学校部長  小林 峰雄 (六浦中)
・監 査 委 員  浜田 康子 (豊田中)
・監 査 委 員  工藤 順子 (東山田小)

 

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