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報告 全国学校労働者交流集会
学校崩壊?! ぼちぼちやらざあ 変容する社会と働き方のゆくえ
328号'99.8,9

  「日の丸・君が代」 法案、 盗聴法案等がたて続けに法制化されるという状況下、 八月二五日〜二六日の二日間にわたり伊豆の地において 「■全国学校労働者交流集会」 が開かれた。

 今回は、 参加組合として 「学校労働者ネットワーク・高槻」 も新たに加わり、 十六組合が結集した。

 開会にあたり、 オープニングセレモニーとして大島さんの素晴しいメゾソプラノの歌声に魅了された。 特に 「うた」 (林光作品) の 「■うたは何処で覚えた、 闘いの中で覚えた…■」 という歌詞はこの交流会にこそふさわしいものではないかと感じられるものであった。 続いて静岡県学校労働者組合から、 開催地実行委員会として、 静岡における厳しい諸状況と 「明るい少数派」 として闘っている現状を含めあいさつを受けた。

 各組合のユニークな紹介の後、 記念講演として前県議の白鳥良香氏から 「財政危機と環境危機の静岡県」 があり、 諸統計に基づいた静岡県の位置づけは認識を深め、 また改めるのに充分なものであった。 年間日照時間は全国二位、 県民所得九位、 財政力指数五位の県が、 県財政の民生費割合 (対歳出決算総額) では四四位、 社会福祉費四三位、 児童福祉四五位、 児童一人当たりの小学校費 (県・市町村合計) でも四五位、 一方、 土木費一一位、 警察費一二位という事実は注目すべきものであった。 特に架空の需要予測に基づくデタラメな静岡空港建設の強行など、 公債費の莫大な導入による県財政圧迫の問題は、 行政不信を感じないこと自体おかしいのではと思えるものであった。

 最後に、 この集会時期の後、 仮釈放されたキム・ヒロ (金■老) 氏と白鳥氏との個人的な関わりと、 民族差別の話しは別の機会にまた長時間伺いたいものであった。 司法判決と仮釈放までの期間等でも民族差別が貫かれていることを改めて知るべきだろう。 (朝倉)

 

「働き方が変わる?学校再編の動き」 分科会

 この分科会では、 全学労連 (事務職) の方々からの提起もあり、 豊富な資料をもとに学校行政の分析がされた。 「学校行革」 =合理化との観点から 「共に学校行革をブッ飛ばそう■」 というスローガンを掲げ、 具体的な運動に取り組んでいる全学労連の危機感は、 私たちももっと持たなくてはと感じさせられるものだった。 資料として提示された 「選択・責任・連帯の教育改革」 (社会経済生産性本部)、 「地方自治・新時代の地方公務員制度」 (地方公務員制度調査研究会) は、 独自パンフレット 「学校行革をブッ飛ばせ■」 と共に一読の価値あり。

 愛知、 東京、 大阪からは、 成績主義導入・人事考課への闘いと、 給与抑制等への裁判闘争の提起があった。 先行実施されている東京の実態と闘い方は、 今後導入が予想される各地での有力な経験になるはずである。

 総じて、 現在の教職員の年代別構成をもたらした自らの行政責任を問うことなく、 人員削減につながる人事考課を導入することに、 現場を真摯にみつめる目と長期的展望の欠如とを感じた。 (A)

 

強制される 「日の丸・君が代・元号」 との対決  || 戦略的議論の必要性 ||

  「日の丸・君が代・元号」 との対決が、 第二分科会のテーマである。 一日目しか参加できなかったため、 二日目も加わった仲間の話をもとに報告したい。

 初日のレポートは、 埼玉と北九州から。 埼玉の報告、 これはすごい。 「日の丸・君が代」 に反対して卒業式を欠席した職員への処分が、 人事委員会で取り消しとなった。 そこで違法処分を押し付けた市教委を損害賠償請求に訴えたところ、 裁判で勝ったという報告なのだ。

 北九州は、 「日の丸」 の位置や 「君が代」 の歌い方を細かに規定したり、 「君が代」 で起立しなかった教職員や児童生徒の人数を記入する報告など、 笑える市教委の実態の発表だ。 北九州市の教員でなくてよかったなあと、 ついつい思ってしまう。

 翌日の京都のレポートは、 この十数年の、 京都における 「君が代」 強制の歴史の報告であった。

  「日の丸・君が代・元号」 との対決をテーマとしたこの分科会であるが、 二日間を終え、 では対決の道筋が見えたのかと聞かれれば、 首を振るしかない。 三本のレポートは貴重な報告であり、 学ぶことが多い、 しかし、 国旗や国歌が法として成文化された今、 必要なことは、 個々の戦勝報告ではない。 つまり、 戦術レベルではなく戦略的な議論にこそ踏み込む時なのではないかという思いがする。 そういう提起が初日にあったのだが、 時間上その議論にまで至らなかったのは残念だった。

(山本)

 

「独立組合のたたかい方」 分科会 

 第三分科会では、 ■日・■日の両日にかけて、 休息・休憩をからめた勤務時間の割り振り問題、 泊を伴う行事など超過勤務に対する措置の問題、 年休の取得についての問題などが提起されました。

 法的に休息・休憩が明示されておらず、 その明示と、 保証されていない休憩時間に対する超過勤務手当の要求をめざしている高槻の闘い。 当局が休息・休憩を勤務の最後にもってくることを禁じ、 事実上の勤務時間の延長をはかったことに対して、 研修権の運用から連続・拘束7時間■分勤務体制を職場での管理職との文書協定で可能とした横浜の闘い。 校長と二年間にわたる交渉の結果、 退職間際に連続■日の年休取得を実現した名古屋での闘い。 また、 泊を伴う行事での時間外勤務に対する措置を、 勤務の振替で行ない一泊について一日の休みを可能としている愛知の闘いなど、 先進的でユニークな闘いが報告されました。

 問題提起としては、 休息・休憩が取れないことに対する闘いをどう展開できるのか、 連続勤務になっても拘束時間を短縮することを重視するのか、 学校における宿泊行事自体をなくしていくという方向を考えていくべきではないか、 勤務時間という観念がなくなっている現状の中で、 勤務時間問題を取り組んでいくことの意味をどのように押さえていくのか、 労働基準法の運用をもっとなすべきだ、 などが出されました。

 この分科会は、 昨年まで措置要求や裁判闘争を軸に設定されていたのですが、 今年は 「独立組合の闘い方」 として、 テーマの枠組みが広げられました。 独立少数派のめざす本来の闘いが、 職場での情宣活動にはじまり、 管理職との交渉も含めた自律的な闘いの模索にあるとすれば、 この設定はとても良かったのではないかと思います。

(茂呂)

 

「ホンネを語ろう、 学級崩壊」 分科会 

 提起はこの夏 『脱 「学級崩壊」 宣言』 を出版したアイムの向井吉人さん。 学級崩壊に関する言説を整理したレポート。 尾木直樹、 向山洋一、 佐藤学、 斉藤次郎など、 こうして具体的なかたちでレポートしてもらうと、 結局のところどの論客も、 あらかじめある自分なりの結論に向けて、 学級崩壊の現象を当てはめていくという、 いわば我田引水のパターンを展開しているのがよくわかる。 そう言えば校内暴力もいじめも自殺もそうだった。

 司会を担当したので、 三〇名の出席者全員に語ってもらうこと、 空中戦はやらないこと、 簡単に結論を出さないことなどを念頭において議論に入る。 二日間合計五時間ほどの議論だったが、 全国各地の温度差があんまり感じられなかったのは、 状況がかなり煮詰まってきているからかな、 と思えた。 どうすれば学級崩壊を克服できるか、 などという議論にはならなかったし、 どちらかといえば訥々と現状を語り、 聞く雰囲気で、 思索的な楽しい分科会だった。 ちょっと司会がしゃべりすぎたかなというのが反省点ではある。 (赤田)

 

 

「みつめよう侵略・ひろげよう反戦」 分科会

 一日目。 小林よしのりの 「戦争論」 というマンガが若者の間でうけているらしい。 六十万部売れているとか。 それで、 「侵略」 上映委員会の人たちの、 自由主義史観をとる人たちとのディスカッションのシミュレーションだった。

 戦争に行った父の現実はどういうものだったのだろうと思いながら、 私は議論を聞いた。

 二日目。 アイム■の人たちが企画して行なった、 長野の大本営にするはずだった地下壕ツアーとか、 観光旅行ではあまり行かない沖縄ツアーの報告だったそうだ。 私はほかの分科会はどんなふうだろうと思ってしまい、 フラフラしてしまった。 せっかくの提案だったのに、 ごめんなさい。 フラフラしていても放っておいてもらえるので風来坊の私は助かる。

 売り人のいない出版物・グッズ販売コーナーに行く。 代金袋が無造作に置きっぱなしだ。 百数十人いても、 それで悪いことが起こらないんだから、 やっぱり変わった集団なのかもしれないと思う。

(S)

 

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