【学校の風景】ソーシャルディスタンス

学校の風景

早期退職をして南房総市に移住した知人がいる。その知人を中心に田んぼを借りてコメ作りを続けている。メンバーには、通級の卒業生と保護者もいる。加えて現地でつながった仲間である。

毎年の田植えと稲かりは必須で四反を2日間で作業する。茅葺で囲炉裏のある家はみんなで泊まることができ、夕飯でのとれたての無農薬野菜や米、魚が旨い。

横浜からの移動は、たいていは車の相乗りだが、久里浜からフェリーと外房線に乗り継ぐパターンもある。

緊急事態宣言中なので、電車、船での他県への移動、相乗りや食事のリスクを考えて、横浜からは楽しみにしていた田植えを遠慮することとなった(5/18)。障害者の体験の場としても大切なイベントだと思うので残念だ。

コロナは人の中にいて、人から人に感染し、人と人の距離を離す厄介なウイルスだと実感する。 

新しい生活様式が政府から公表された。対人の距離の確保は特別支援学校では無理だ。接触しなければ授業が進まない場面が多い。トイレ、おむつの介助、食事の全介助は特にお互いのリスクが高い。

厚労省の介護職員向けの動画を見たが学校では完全な防備は難しい。市教委の指示に基づいた自校のルールに従い一生懸命やることになる。

よって特別支援学校では、児童生徒、職員のPCR検査等を早急に行い、感染者がいない想定にしないと児童生徒も保護者も担任も安心して学校生活を送れないと思う。

その上で体調を崩す人がいたらすぐに受診でき、感染していたら隔離できるようにしてほしい。

緊急事態宣言が解除されてきて、駅や街、公園に外出する人が日に日に増えている。誰が感染しているかわからないので、ソーシャルディスタンス、3密を意識する。

そのような中、密接な介助を受けなければならなかったり、マスクができなかったりする障害者は外に出にくくなると思う。人と人とを離してしまう厄介なコロナが早く収束することを願う。

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