【学校の風景】学校の防犯対策は十分か?

学校の風景

先日、娘が通う小学校でヒヤリとさせられる出来事が起きた。保護者識別カードをつけていない男性が、娘を名指しで訪ねてきたというのだ。声をかけられた児童が不審に思い「知らない。」と言うと、男性はいなくなったという。

学校からの連絡はなく、友だちからのまた聞きで、要領を得ない娘からの説明だけで、不安な一夜を過ごした。娘の小学校では、夏休み前にも校舎裏に不審な男性が入り込んでいて、職員が声をかけたら逃げていったという経緯があったのでなおさらだった。

次の日、娘の担任から連絡が入り、学校に4か所設置してある監視カメラを確認したところ、そういう人物は映っていなかったそうだ。

そして、声をかけられたという児童の話も二転三転し、他の児童が誰も目撃していないということから(低学年は下校の時刻、高学年は昼休みの時間帯だった)、いわゆる『不審者』はいなかったのではないか。という結論だった。

声をかけられたという児童がなぜそのようなことを言い出したのかはさておき、全校児童が千人近く在籍している小学校で、防犯カメラが4か所しか設置されていないというのは少なすぎではないか。と民間に勤める夫は驚いていた。そんな台数で、何を防犯できるのかと。

私が勤める中学校ではさらに少なく3か所であることを伝えると、「死角だらけだね。」と言われた。確かに、校門や昇降口を中心に設置されてはいるが、侵入しようと思えば、どこからでも入れてしまう学校が多いのが現状だろう。

学校の防犯対策はどうなっているのか、夫に聞かれたが、「保護者識別カードをかけているかどうか・見知らぬ人を校舎内で見かけたら声をかけるようにしよう」というようなことしか行っていない。

今まで、登下校時に何かあったらと考えたことはあったが、学校も安心できる場所ではないのか。

皆さんの学校は、どのように防犯対策をされていますか?

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