【学校の風景】その後の学校生活

学校の風景

学校を出て一人になると、マスクを取って深呼吸。息苦しさからの解放!帰宅後のビールのご褒美の他に、新たに加わった快感。

 六月から恐る恐る始まった学校生活。友達と距離を取る。机は離して、グループ活動なし。音楽の時間、リコーダーはダメ。

休み時間はおにごっこ、ボール、遊具もダメ。

給食のときは、おしゃべり禁止。下校後は、机や椅子の消毒。

 この先どうなるのだろうと心配したスタートだったが、様々な制約が少しずつ緩和され、「マスク着用、手洗い徹底、給食時の私語禁止」などはあるが、普段の学校生活が戻りつつある。

が、真夏の校庭での体育、マスクを外してよいと伝えても、絶対に外さない子、「コロナになったら、どうしよう。コロナのない世界には戻らないの?」と家で訴える子など、不安を抱える児童もいる。

 春に実施できなかった校外学習にこれから出かける学校も多い。勤務校では、宿泊は中止したが、替わりに貸切バスで鎌倉や動物園、スケートに行くなど、学年に応じた校外学習を計画中。

 例年、土曜日に開催していた運動会。今年は、二学年ずつ分散して十一月の平日に行う。騎馬戦や綱引きなど接触の多い団体競技はやめ、徒競走と演技のみを行う。

長男の高校では、体育祭も文化祭も中止に。「今年は、つまらない」と残念そう。

長女の中学校は合唱コンクールを実施。練習では、全員マウスシールドを装着。本番は、体育館のステージの上と下に離れて立って、マスクは付けずに歌ったそうだ。

「マウスシールド、まじ恥ずかしい。でも、やらないよりよかった。」と。勉強だけの学校は、やはりつまらないだろう。

これからの学校生活でも、試行錯誤は続く。職場では、「分散登校の時の二〇人学級が本当によかった。子どもに目が届く。」との声。

学校は、「ザ・三密」です。菅さん、二〇人とは言いません。これを機にまずは、三〇人学級を実現してくださーい!

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