【日録】梅雨明けが遅い7月。

職場から/日録

緑の栗の毬が美しい。珍しく夏風邪で寝込んだ。回復が遅くなってきたなあ。

 八月八日。

 教え子との関係で中学校バレーボール関東大会が開かれた小田原に向かう。久しぶりの外出。あたりまえだけど、この季節は暑い。猛暑の中で試合するなど考えられないが、生徒たちは元気だ。来年の夏には東京で五輪。

 オ・モ・テ・ナ・シ

 海外の記者たちに五輪の施設を公開して、復興が進んでいる姿を世界に伝えてほしいと東京都がツアーを実施した。五輪施設以外の復興など全く進んでいないのに、復興五輪とはよく言ったものだ。おまけに、災害級の暑さと台風の季節。

 お台場の海は汚れ、泳ぐには全く適さないという。こんな五輪がまともな訳がない。馬鹿さ加減に呆れる。言い表わす言葉が見つからないほど呆れる。まさしくこれがオ・モ・テ・ナ・シなんだろうな。

 盆がえり

 二十年くらい経つのだろうか、富山の八尾を訪れたのは。町流しで賑わう八尾の町も、一歩路地に入れば、神社の境内で子供から大人までが踊る昔ながらの盆踊りが見られたものだ。

 祖霊を送る盆の八月十六日。京都の送り火も見たが、今年はなんとなく西馬音内の盆踊りに思いがいく。それにしても、近頃知り合いの仏様がやたら多くなってしまった。

 片付け

 東日本大震災を機に本の整理を始めた。大した立派な本でもないが、誰かが読んでくれると思い、図書館に運び入れた。残った本はなんとなく手放しがたい本が少しだけだ。

 就活の始めは本からだ。こんなことも考えた。自分ではできないが、お別れの儀式の際に「故人の思いのこもった本をどうぞ一冊お持ち帰りください」、こんな洒落た人はいないかと。蔵書印があったら尚更いいかな・・・。

 この夏は『浄土の真宗』を読む。

コメント